
事業概要
BUSINESS SUMMARY
1.地中熱利用と EV・蓄電池で再エネを無駄なく活用し、災害時には復旧拠点となる先導的 ZEB オフィスビルを建設しました
本事業は、この機会を捕え、地中熱利用と EV・蓄電池を活用して太陽光発電の再エネを無駄なく自家消費する先導的な ZEB オフィスビルを実現すること、また、災害時停電の際に自立して、自治体との災害協定に基づく復旧活動の拠点とすることを目指すものです。
2.自社ZEBのビルをモデルとして、今後ZEB化する企業様をお手伝いいたします
蓄積したノウハウを活かして建築会社やZEBプランナーと協力してお客様のご要望をかなえます。
・自社ビルをモデルルームとしていつでも見学可能!
・ZEB運用実績を基に、計画のお手伝いをいたします。
・ZEB建築に関して、関連する企業と協力してご質問にお答えします。
皆様のZEB化計画をご支援いたします!
3.建築の概要
建築場 所: 宮城県仙台市青葉区上愛子字松原 47-19、47-20
用 途: 事務所
構 造: 木造 2 階建
敷地面 積: 2086.62 ㎡ 延べ床面積:631.37 ㎡(事務所、倉庫、車庫含む)
建 築 主: 塚田電気工事株式会社(代表取締役 船迫 潤)
設 計: 株式会社 北洲 一級建築士事務所
施 工: 株式会社 北洲
ZEB プランナー: 株式会社 エナジア
4.コンセプト・特徴
- 『ZEB』(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)によるカーボンニュートラル
高断熱や地中熱利用の空調、LED 照明などによる省エネルギーに加え、33kW の太陽光パネル、三相 30kVA パワコンと二台の充放電器を備えた V2X システム、リユースの再生リチウムイオン蓄電池を導入し、昼間の余剰電力を蓄電池や EV に充電して、必要に応じて蓄電池や EV から放電することで効率よく再エネを活用する運用を実現。その結果としてZEB100%以上の達成と災害時に自立した復旧活動拠点として活用することを可能とします。
- ウェルビーイング
自然の力を利用した優しい空気と無垢材をふんだんに使った温かみのあるオフィス、地域の遺伝子を持った樹木や草花を移植再生するビオトープに囲まれた環境が、社員と訪れた人々に癒しと活力を与え、心身ともに健康に過ごせる職場を創ります。
- オープンイノベーションハブ
新たなカーボンニュートラル社会を目指し、様々な業種や職種とオープンに情報交換しながら新たなイノベーションを創造するハブとなることを目指します。新社屋ではそのようなコラボレーションの場としてオープンイノベーションラウンジ(OI ラウンジ)を備え、ZEB 運用における様々な運用実績データの発信なども行います。
- 工事状況
用語
- 1.ZEB
Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと - 2.CLT
CLT(Cross Laminated Timber)は、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着した重厚なパネルであり、既に欧米を中心に中高層建築物等に利用されています。 - 3.ビオトープ
ビオトープ[BIOTOP]とは、生きもの[BIO]と、場所[TOP]からなる、地域の野生の生きものたちが生息・生育する空間という意味のドイツ語です。持続可能な社会には、生きものやその生息環境を、守り、維持し、増やすまちづくりが欠かせません。 - 4.パッシブデザインパッシブデザイン(passive design)とは、 建物を取り巻く自然環境の特性を活かし、室内を快適にするための設計手法です。自然環境は季節ごと、地域ごとに異なります。

導入設備紹介
Equipment Introduction
導入するZEB関連設備
・地中熱利用ヒートポンプシステム
・地中熱利用融雪システム
・V2Xシステム/蓄電池
・パッシブ設計
・アルセコ外断熱システム
・高性能断熱材サーマックス
・高性能グラスウール断熱材
・木製サッシ
・蓄熱塗り壁材エコナウォール
- ZEB設備等配置概要
- ビオトープ
- V2Xシステム/蓄電池
- アルセコ外断熱システム
- 木製サッシ

ZEB建築記録
ZEB CONSTRUCTION RECORD
ビオトープに植えるドングリ苗木を育てています 2022/08/21
ビオトープに植える植物の調査にいきました 2022/09/13
安全祈願祭を開催しました 2022/09/29
神事終了後、施主を代表して船迫社長から挨拶があり、地中熱利用とEV・蓄電池を活用して太陽光発電の再エネを無駄なく自家消費する先導的なZEBオフィスビルを実現すること、また、災害時停電の際に自立して、自治体との災害協定に基づく復旧活動の拠点とすることを目指す等述べられ、最後に施工会社である株式会社北洲を始め施工協会会社へ安全施工をお願いしました。
着工いたしました 2022/10/03
基礎工事がはじまりました 2022/10/11
床下断熱材(サーマックス)を敷設しました 2022/10/17
地中熱ボーリングを施工いたしました 2022/10/28
地中熱配管を施工いたしました 2022/10/28
地中熱熱交換器敷設を開始いたしました 2022/10/28
倉庫の地中熱配管をおこないました 2022/11/21
倉庫にヒートポンプ、パワコン、蓄電池を設置しました 2022/12/14
宮城県産材を使って社屋を建築しています 2023/01/17
社屋の建て方がはじまりました 2023/01/17
室内木工事に取り掛かりました 2023/01/30
断熱材(高性能グラスウール)を敷設しました 2023/02/13
キュービクルを設置しました 2023/02/28
外断熱(アルセコ)を敷設いたしました 2023/03/03
地中熱融雪路盤配管の施工がはじまりました 2023/04/13
充放電器を設置いたしました 2023/04/13
室内壁(シラスリフレ)の塗装をおこないました 2023/04/13
ビオトープ土壌の施工がはじまりました 2023/05/24
竣工式を執り行いました 2023/05/30
5/30(火)に塚田電気工事新社屋の竣工式を執り行いました。式には五十嵐社長を始め多くの方々にご参列いただきました。オープニングセレモニーではテープカットも行われました。セレモニー後の見学会では新社屋を施工した㈱北洲様とエナジア㈱様と共に新社屋の設備等をご説明いたしました。今後はEMSを効果的に運用していきます。

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